金沢市医師会役員交代に伴い橋本英樹先生がセンター長を退任し、令和2年8月1日付で大野秀棋先生が新センター長に就任しました。新センター長のもと職員一同、医療と介護の連携推進に努めて参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
ご 挨 拶 金沢市在宅医療・介護連携支援センター センター長 大野 秀棋

このたび8月1日に金沢市在宅医療・介護連携支援センター(以下、いいがいネット)のセンター長に就任しました。橋本英樹前センター長の後任として、重責を担うことになり身の引き締まる思いです。
平成27年の介護保険法の改正により、在宅医療・介護連携推進事業については市町村が主体となって取り組むこととなり、平成29年10月に金沢市からの委託で金沢健康福祉財団(旧、金沢総合健康センター)内に「いいがいネット」が開設されました。
金沢市では、今後大都市型の人口動態をとり、2025年には団塊の世代が後期高齢者となる時代を迎えます。在宅で療養する高齢者の増加に伴い、繰り返す入退院、フレイルケア、在宅NST、在宅緩和ケア、意思決定支援や人生会議の実践など、様々な場面でより一層の医療と介護の連携が必要になります。また、コロナ禍においては、ICTをさらに活用して、接触を避けながら情報共有を行う取り組みを進める必要があります。
いいがいネットでは、これまで医療と介護の連携に関する相談業務、入退院時の医療・介護の連携指針の作成、ICTの利用の普及、専門職を対象とした研修会や市民への在宅医療の啓発活動に取り組んできました。今後も質の高い在宅医療の提供体制の構築に向けた支援を進めていきたいと考えます。
市民が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための、医療と介護の「良・医・介゛ネット」の発展に微力ながら貢献できればと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。